雪国の新潟ならでは?道を歩けば見つかる不思議な光景3選 【冬編】スノーポール・砂置き場・道沿いのスコップ・新潟の信号機

スノーポール 新潟のニュース

新潟県民にはおなじみの光景でも、他県からすれば理解不能な光景があります。

特に雪深い新潟では、雪が降らない地域ではお目にかかれない独特な光景があります。この記事では、「新潟ではよく見られるけれど、意外とトリビア」そんな光景の「冬季編」をご紹介します。

道はここまでですよ~!の黄色と赤のシマシマ模様の棒

雪国によくみられる黄色と赤の棒

新潟ではガードレール付近に長い棒が刺さっています。

正式な名前は「スノーポール」というのだそうです。(ほかにも「視線誘導標」「道路標識ポール」 とか言うらしい)

一般道はもちろん、施設内でもよくぶっ刺さっているこの棒。長さは2、3メートルほどあり、数メートルに1本の間隔で刺さっています。

当初「積雪は〇センチです」と知らせるものかと思っていましたが、雪で埋まって見えない道路の境界線を知らせたり、道路の形状を知らせたりするものだそうです。

したがって、カーブや危険箇所、交差点付近、ガードレール沿いに設置されていることが多く、雪国の安全運転のために欠かせない設備です。

色が赤と黄色なのは、雪の中や吹雪でも見えやすいからだそうです。雪がそれほど多くない地域では白と赤の縞々模様の場合もありますし、長さもまちまち。また反射板もついていて夜間でも光って見えやすい工夫がされています。

道路沿いに置いてあるすべり止めの砂置き場「砂箱」

道を運転していると、たまに見かける道路脇のボックス。「すべり止めの砂置き場」です。

郵便ポストより少々大きめの箱の中には「すべり止め用の砂」が入っています。土嚢でおさめられている場合もあります。多少坂っぽくなっている箇所に設置してあるようですね。

調べたら新潟だけではなく、北海道や他所にもある様子。

新潟では、豪雪地帯だけではなく比較的積雪の少ない新潟市の道路沿いでもちょくちょく見かけます。

スリップ止め用砂箱
砂入れ箱

上り坂で道が凍結している際に巻いてスリップを防止してくださいね。ということなのでしょう。

砂置き場に「新潟県」と書かれているので、県管轄の設備なのでしょうね。

交差点やバス停にいきなりスコップ?「おもいやりのひとかき運動」

思いやりのひとかき運動」と書かれた看板とともに、スコップが置いてある箇所があります。これらは除雪用のスコップで、地元住民やバスや信号待ちの方々へ除雪を協力してもらうもの。

どうやら市の社会福祉協議会が行っているもののようですが、ただ雪道の安全を確保するだけではなく「お互いの思いやりと助け合いの心を育む」運動として普及を進めているとのこと。

確かに、雪国ではお互いの助け合いが絶対的に必要な地域ですよね。

平成7年から始まったこの運動は、大体雪が積もる12月~3月頃に行っており、なんと設置個所は500ヶ所弱!!

もし、冬場に新潟市へ訪れることがあり、徒歩やバスで散策されることがあったら見かけることができると思います。

当ブログ管理人の記憶では「愛のひとかき運動」だと思っていましたが、正しくは「思いやりのひとかき運動」でした。

思いやりのひとかき運動
思いやりのひとかき運動の看板。役場の近くやバス停、横断歩道付近に設置されている

【参考】
新潟市社会福祉協議会
おもいやりのひとかき運動

番外編:新潟の信号は縦位置です

はい。新潟の信号機は縦型です。

新潟県民にとっては普通のことでしょうが、雪の降らない地域の方はびっくりするようです。

信号機の上に雪が積もって見えなくならないため、とか、雪の重みで倒れたり曲がったりしないための工夫だそうです。

新潟の信号の多くは縦型で、一番上の赤の部分には屋根というかフードがついているものもあります。

もしかして、新潟だけではなく日本海側や北海道など雪深いところはこのような仕様なのかもしれませんね。

新潟の冬の風景 まとめ

新潟で暮らしている人は、それほど気にかけたことはないであろう「新潟ならではの風景」。

しかし、他県の方には珍しいものばかりなのではないでしょうか?

そこに感じるのは、雪国で生きる人たちの「思いやり」と「助け合い」の精神です。

新潟は寒いですが!なんだか心があったかくなる風景ではないでしょうか?

冬に新潟に来て車を運転したり、散歩したりすることはあまりないかもしれませんが^^;、道沿いには雪への対策がされた設備が簡単に見つかりますので、ぜひ探してみてください。

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